
大雨で全壊した地域の“百貨店” 再建へ土砂撤去 福岡 東峰村
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7月10日の記録的な大雨で大きな被害が出た福岡県東峰村では、地域の“百貨店”として親しまれた直売所が土砂崩れで全壊しました。この直売所で、30日、ボランティアなどが参加して土砂の撤去作業が行われました。
東峰村にある「つづみの里農産物直売所」は、小売店が少ない村で食料品や衣料品などおよそ600品目を取りそろえ、住民から「とうほう百貨店」の愛称で親しまれてきましたが、大雨による土砂崩れで全壊しました。
直売所の再建に向けては建物の取り壊しなどが必要で、30日は関係者やボランティアなどおよそ30人が参加し、敷地内に流れ込んだ土砂や流木などを建設用機械やシャベルを使って撤去しました。作業の後、ボランティアに参加した人たちには、30日の「土用のうしの日」にちなんで、うな丼などがふるまわれました。参加した福岡市の男性は、「微力ながら、私たちの活動が被災した人たちの元気につながることを願っています」と話していました。
直売所を運営する会社の役員、小野豊徳さんは「ボランティアの皆さんには感謝のことばしかありません。災害を乗り越えて、また、みんなが集える場所として再開することを望んでいます」と話していました。